Googleが仕掛けたモバイル検索のページ速度によるUXの向上
Googleは検索での回答をより早く見つけられるように、2018年にモバイル検索のランキング要素として「ページスピード」を含めました。これが「スピードアップデート」です。
以来、Web業界全体で多くの改善事例が見られました。Webマスターたちがこれまでに行ったパフォーマンスの向上を見てみたいと思います。
ハイライト:
- 最も遅い1/3のトラフィックグループでは、ユーザー中心の表示スピードのメ指標(TTIなど)が2017年には改善が見られませんでしたが、2018年に15%から20%ほど改善傾向がみられました。
- Web全体のエコシステムにおいて改善が見られた。国ごとにみると、95%以上の国で表示スピードは向上しています。
- ページの読み込みが遅いと、ユーザーはナビゲーションを放棄する可能性が高くなります。スピード改善のおかげで、検索から始めたナビゲーションの放棄率は20%ほど減少しました。
- 2018年、Webの開発者たち、Webの表示スピード向上策をさぐるために、2億以上のユニークURLを選び、10億回のPageSpeed Insightsによるチェックを実施しました。
すべてのWebマスターに対して、Webサイトのユーザーエクスペリエンスを最適化することをオススメします。自分のWebサイトの表示スピードがよく分からない場合は、次のツールや資料を利用することをオススメします。
- PageSpeed Insightsは、ページ分析と最適化に関する推奨事項を提供。
- Google Chrome User Experience Reportは、実際のChromeユーザーがWeb上の人気のあるページをどのように体験しているかを測定します。
- Web Fundamentalsのパフォーマンスに関するドキュメント。
ご不明な点がございましたら、ヘルプフォーラム(ウェブマスターのコミュニティーのように)にお気軽にお立ち寄りください。
投稿者:Genqing WuとDoantam Phan
※この記事は”https://developers.google.com/search/blog/2019/04/user-experience-improvements-with-page” の英文情報を元に、内容を分かりやすく編集、翻訳した記事です。